ファンタジー異世界の深夜、王国一の大魔法使いと言われる20歳のとても美しい魔法使いタチーハは深夜に、たくさんの魔導書や魔法の本が積み重なっている自分の魔法の研究室の窓から外を眺める。
「今も私に…オデになってしまった彼=彼女はかつての私のように野山を駆けているのでしょうか?」
王からの勅令による仕事を今日の昼にようやく終えて明日の朝には自宅兼研究室を発つ。
オークだった自分が何も知らずあの日たまたま拾った超古代文明の遺物を持ったまま獲物を追って人里に近づき過ぎた当時の私=オデ。
たまたま新種の魔法植物の生息地の調査で来ていた本物の私だったタチーハ。
発動した帰還魔法中に激突したことで帰還魔法の暴走、
暴走した帰還魔法の影響で発動した超古代文明の遺物により入れ替わった大魔法使いタチーハとオークだった私。
その状態で王都のタチーハの研究室に帰還してしまったオークの私。
大魔法使いの私の頭脳、知識を徐々に理解し状況を理解したが完璧に本来の私と同レベルに魔法を使えるようになるまで1ヶ月、
そのタイミングで王からの勅令に忙殺された事、
入れ替わった原因の超古代文明の遺物のメカニズム解析と使用方法の研究をようやく今日終えた事。
私達が入れ替わって半年が経過していた。
私になって知識を得た事で、人間から見た本来の私=オデは野蛮なオークであった事がわかる。
私が大魔法使いタチーハに馴染み私になったように、本物のタチーハもオークの身体に馴染み知性を失ってしまったかもしれない。
正直、大魔法使いタチーハになった私が野蛮なオークに戻る事に何も感じていないワケではないが
Post too long. Click here to view the full text.