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/tachiha/ - たちは板κ

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「冒険者派遣ギルド兼憑依ギルド所属、ドレスNo17ハイプリーストのタチーハ、ご指名により参上でござる~」

a3d5cbc8 No.1809

「うおおお!?タチーハちゃん!?ほ、本当にタチーハちゃんが来てくれたのか!?」

俺は安宿の一室で、タチーハの来訪に驚愕していた。

昨日、俺は忍者のヨシヒコと、艶本の話で盛り上がり意気投合した。
「ぐふふ。キヨヒコ殿とは本当に話が合いますな!拙者、他人とは趣味が合わぬと思っていた故、嬉しかったでござる!」
「俺も嬉しいよ。ヨシヒコみたいな、同じオタク仲間と出会えるなんてね」
「キヨヒコ殿……!拙者、そう言って頂けて光栄の至りです!」
ヨシヒコと俺は、アツい握手を交わした。
「拙者、キヨヒコ殿を男と見込んで紹介したいギルドがあるでござる。拙者の同胞が所属する冒険者派遣ギルドでござる」
「冒険者派遣ギルド?」
「左様。拙者の所属する冒険者派遣ギルドは、依頼人の要求に適した冒険者を派遣するギルドでござる。いわば仲介業ですな。」
「へぇ、そんなギルド初めて知ったな。」
「まぁ、拙者しか所属していないギルドでござるからな。」
「なんじゃそりゃ!そんなんで仲介できるのか?」
「ふふふ、心配ご無用!この派遣できない冒険者は一人もいないでござる!」
「へぇ、じゃあタチーハちゃんでも派遣できるの?」
タチーハは有名なパーティーに所属する美人の冒険者だ。そんなタチーハが、派遣できるのか? 俺は疑問に思い、聞いてみた。
「彼女ならすでに派遣実績があるでござる。」
ヨシヒコは自信満々に答えた。
「もしよろしければ派遣するでござるよ?キヨヒコ殿」
ヨシヒコはそう言うが……俺は少し考える。タチーハは美人で巨乳の冒険者だ。そんなタチーハが、派遣できるのか?
「もちろん冒険者を派遣するには料金がかかるでござる。しかしご安心を!拙者とキヨヒコ殿の仲!タダで派遣するでござる!」
ヨシヒコは胸を張ると、自信満々に答えた。
「え!?タダなの?じゃあ是非お願いしようかな」
「ふふ、了解でござる!それでは準備するでござるから、明日の夜まで待って欲しい。」
「わかった。明日の夜だな。」
そして、今に至る。

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「身体は本物でござるよ。そんなに歓声を上げられると、こそばゆいでござるな。ぐふふ」
 タチーハちゃんの大雑把な振る舞いに、少しだけ面を食らう。ハイプリーストということなので、おとしやかな性格だと思っていた。ただ、美人の振る舞いというのは、どんなものでも様になるらしい。その動きに合わせて漂う、安宿には似つかわしくない香り。それが彼女の振る舞いを肯定するように、際立たせる。
「本当に派遣されるなんて……ヨシヒコありがとう」
 ここにはいないヨシヒコに向けて、思わずつぶやいた。
「感謝はけっこう。拙者との仲でござるからな」
 聞かれてしまったようだ。ヨシヒコはどんな恩を売ったのだろうか。俺なんて女との縁すら、余りないのに。
「えーと、それで……。タチーハちゃんは、今日はその、何を。今の時間からだと、ダンジョン潜るんですか? それとも、明日の魔物退治の計画とか……」
「ダンジョン? 魔物退治? 何を言ってるんでござるか」
「何をって。冒険者として派遣されたんですよね」
「ん……? ああっ、失敬、失敬。まだ気がついていないんですな」
 タチーハちゃんは手をポンと叩く。青い衣装ごと胸が弾んだ。なんだろう。いつもより、衣装の丈が短い気がする。
 そんなことよりも、話が噛み合っていない。どうにも、建物の表口と裏口を間違えて待ち合わせをしている、ような感じだ。
「拙者でござるよ。拙者」
「拙者って……。いや、まさか、ヨシヒコか!?」
「ご名答」
「えええ!? 変装か、いや、どうなってんだ。そんな綺麗な肌じゃなかっただろ」
「そんなちゃちな技術ではないでござる。言ったでござろう。憑依ですぞ、憑依」
 ひょ、憑依。何かの忍術なんだろうか。変装よりもすごい、ということしかわからない。
「その顔、わかってなさそうですな。憑依とは身体を乗っ取る忍法。つまり、身体は本物のタチーハ。中身は拙者でござる」
 タチーハちゃん、もといヨシヒコは、両手で胸をすくい上げた。その手が埋ずもれるほどの巨乳が、より強調される。理解しがたい内容はどうでもよくなる。自然と生唾を飲んでしまう。
「なあ、ヨシヒコ。何でもしてくれるのか? あの本のように、エロいことでも」
「ぐふふ。キヨヒコ殿は、やはり話しがわかるお人だ。もちろんでござる。タチーハ殿のいわば、眠っている状態。気がつかれる心配は、一寸もないでござる!」
 そう言うや否や、身体を艶めかしく触る。やはり普段よりもパツパツにつまった胸囲に、右手が添えられる。改めて意識すれば、ケツが見えるほど短いスカート。そこから、露出する太ももを左手でなぞり上げていた。後衛職らしく、肉つきのいい身体に指が沈み込んむのが見えた。こんな光景、いくら金を積んでも見れやしないだろう。普通ならば。

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「それにしても最初にタチーハを選ぶとはさすがキヨヒコ殿。良い趣味をしているでござる。我がギルドが所有するドレスの中でも、屈指のオススメ品でありますよ」
ヨシヒコは脇付近から胸を覆う服を手前に引っ張る。すると、タチーハの豊満な胸が、服の隙間からこぼれるように顔を出す。
「うお!?タチーハちゃんの生乳すげー!てか下着は?」
「脱いできたでござるよ。ノーパンノーブラミニスカートのプリーストなんて、ロマンでござろう?ぐふふ」

「ロマンすぎるわ、それは……」
俺は生唾を飲み込むのを止められなかった。
つまりここに来るまで街中を、ノーパンミニスカートで歩いてたってことか……。
「ささ、この身体で何をして欲しいでござるか? 何でもするでござるよ」



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