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(あと5分後に俺が来店する…落ち着け…何度もシミュレーションしたし大丈夫だ。
あの時の太刀葉は過去の俺が演じていた太刀葉だったように、
俺も過去の俺と同じように完璧に太刀葉になりきってこの後ホテルにお持ち帰りされるんだ…)
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(この大胆なドレスに驚いたが、すぐに欲情してしまい、バーのカウンターにひとつ分の席を空けて座ってくる。
そして、最初の一言目が「どうされました?」とキザっぽく話しかけてくるはずだ。)
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22:15
記憶にある通りに俺が来店してきた。
あの時最初は右奥のいつもの席に座ろうと思っていたけど
カウンターにメチャ気になる後ろ姿のドレスの女性が座っているのを見て、ドキドキしながら空いてた近くの席に座ったんだよな。
そうしたら予想以上の美人で変なテンションで話しかけたんだっけ。
そら来た〜!
うわっ、あの時俺はさり気なく見たつもりだったけどメチャガン見しているジャン!
視線バレバレじゃないか!
は、恥ずかしいぃ〜〜〜。
過去の俺のバカヤロー!
き、気づかないフリして…
「どうされました?」
(は、恥ずかしいぃ〜〜なんでドヤ顔なんだよ俺…っていうかあの時の俺ってこんな表情で真顔で言ってたのかよ〜黒歴史モンだわ。)
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(ここで俺がダメージを食らってどうする。頑張れ俺。)
そんな葛藤を見せないように我慢する。
「待っていた友人の突然キャンセルに困っていまして、、、」
少し困った表情を作りながら、右手で髪を耳にかける仕草で誘惑をする。
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それから、二人の俺は、他愛もない会話で盛り上がった。
いや、盛り上がったというのでなく、1年前がそうだったので、それになぞるように、そうするしかなかったのだ。
21時ちょうどに予定とおり、「なんだか酔いが回ってしまったわ。このままだと家に変えれそうにないわね」と、呟いた。
それに対して、俺は少しためらった後に「なら、どこかで休んでいきませんか」と顔を真っ赤にして答える。
はずだ。
#A 予定通りの回答
#B 予定とは違う回答
#C それ以外
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#A 予定通りの回答
【23時30分】
「なんだか酔いが回ってしまったわ。このままだと家に変えれそうにないわね」と、呟いた。
過去の俺はちょっと間をおいてから
「なら、どこかで休んでいきませんか」と顔を真っ赤にして俺(太刀葉)を誘う。
(よし!この時誘って断られるかも知れないって思いながら勇気を振り絞って誘ったんだよ。エラいぞ、俺。よく頑張った!)
「フフッ、そうしましょう♡」
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バーを出た俺達(太刀葉の中の俺と一年前の俺
)は、バー近くのホテル街に迷い込んだ。
(確かホテル名は『エンペラー』だったはず。)
そんなことを思いつつ、酔ったふりををしながら、一年前の俺の腕に太刀葉の胸を押し当てる。
一年前の俺はそのおっぱいの感触を意識しつつ、反応しないよう紳士的対応をしてはいるが、股間のもっこりは隠しきれていなかった。
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お互いにシャワーを浴びることなく、快楽を求めあった。
俺も最初は自分とエッチをすることに抵抗があったが、次第にその快楽にのまれいった。
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(快楽に飲まれてしまっている。しっかりしないと!!)
そんな思いもあるのだが、おっぱいをやさしく触られてながら、乳首もいじられ続けられていると、股間からは愛液もあふれ始め、そんな思考を放棄してしまいたい…、もっと気持ちよくなりたい、そんな考えで頭がいっぱいになってしまう。
無言で一生懸命に愛撫をしてくれている一年前の俺と反対に、太刀葉になっている俺は、
「あ、ああっ!あっ、ああっ……あんんっ」
「はあ、はぁ、はぁ……」
「……も、もう、んぁぁ!」
そんな、艶やかな声で喘ぎ声を出していた。
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眠っている1年前の俺にキスする。
ナルシストじゃないのにな(苦笑)
その瞬間、今朝と同じように立ち眩みや貧血症状みたいにクラッとして意識が保てなくなる!
と思ったら治った。
なんともない…?
モゾモゾ…
「おはよう〜清彦♡」
俺に抱きついて寝ていた太刀葉が目を覚ました。
部屋を見渡せばいつもの俺の部屋だ。
1年前の部屋ではない。
「太刀葉は本物の太刀葉だよね?俺じゃないよね?」
「なに変なこと言っているの?フフッ、清彦さんたら面白い♡」
さっきまでのは夢?
それにしてはリアル過ぎたし夢みたく曖昧なところがない…。
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「太刀葉は1年前の俺達の出会いって覚えてる?」
「えぇ、不思議なくらいはっきりと覚えているわ。清彦と運命的出会いだったけど何故かしらね?
私、清彦が来ることも最初に私になんて話しかけてくるかも知っていたような気がするの。
思い出すと本当に不思議。
あの日、急にあの時着ていたドレスに着替えて22時15分までに行った事がないあのバーに到着しないと!って行動したんだから」