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/tachiha/ - たちは板κ

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9e8bd207 No.63

5fab825f No.64

「体を乗っ取ってほしい」

最初は耳を疑った。
乗っ取るという言葉は勿論だが、自ら体を差し出してくる人間がいるとはね。
しかも50すぎのこんなおっさんにだぜ?

でもさ、50年も生きていれば嫌でも裏を勘繰ってしまう。
こんな美女がノーリスクで体を譲渡してくるなんて、おかしいだろ?

裏でヤバい組織が暗躍しているんじゃね?
俺がこの美女の身体を乗っ取るかどうかで「賭け」をしているとか?
それくらいじゃなきゃ、こんな美女が俺に「乗っ取ってください」なんて言わないよ。

でも、極上の美女の体になれるなら、こんなチャンスを無碍にはできないよなw
何か重要な事を見落としている気もするが、どうしようか。

#A:話に乗っかる(憑依)
#B:断る(終了w)

6252f325 No.65

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#A:話に乗っかる(憑依)

「マジかよ~。本当に女になれたぜ。俺の声もちゃんと太刀葉さんの声だ♪」
椅子から立ち上がり鏡の前に移動して確認する。
体の重心とかバランス、履いたことがないハイヒールなのに憑依して太刀葉の脳を使っている為か、まるで産まれた時からこの身体だったように動かせた。

【5分前】

「本当にいいのか?俺が太刀葉さんみたいな美女の身体を乗っ取ったら男の性欲のまま好き放題に、つまりエロいことをするぞ?」
「構いません。いえ、むしろ私になったら是非ともそうして頂きたいのです♡」

色々考えたが、やはりこんな美人におっさんな俺がなれるチャンスは逃したくなくて
目の前に置かれた【憑依薬】を飲んだ。
「清彦様。間もなく眠気がくるかと思いますが眠りについた瞬間、意識は覚醒して同時に幽体離脱します。
幽体離脱したらそのまま私の身体に身体を重ねるように入り込んでください。
一瞬で私になれます。その時から清彦様がわたくし、太刀葉です。
清彦様の思うまま私の身体を好きなようにお楽しみください♡」

7f81c6b7 No.72

太刀葉はそう言うとベッドの上で横になり目を閉じる。
俺は言われた通りに太刀葉さんの綺麗な寝顔を見ながら意識を失い、目が覚めたらもう既に太刀葉さんになっていた。
「これが太刀葉さんの体かぁ~!すげぇ。おっぱいもデカいし腰回りもムチッとしてる。いい匂いだしスベスベで触り心地最高じゃん!」
胸や太股などをペタペタ触って感触を確かめる。
足も細くて長く、肌は白く美しい。
鏡の前で自分の全身を確認する。
「んふふっ。やっぱ太刀葉さんって可愛いな~。それにこの声もめっちゃ良い響きだ。うへぇ~。こんな美女が自分のモノなんだぜ?ヤバイ興奮してきたw」
鏡にはデレっとだらしない顔をした美女がいた。
普段はキリッとしていてクールな印象の太刀葉さんだが、鼻息荒く鏡の中の自分に見惚れている姿はとてもギャップがある。
「こうしてみるとすごい美人だ。太刀葉さんってこんな顔していたんだな~。」



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