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/tachiha/ - たちは板κ

リレー小説用
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8da4b06f No.365

38b42aec No.392

女性専用車両はいい。若干空いてるし、周囲は女ばかりだし、いい香りがするし。
視線が刺さるがご褒美だ。

「あ、あの…ここ、女性専用です…よ?」
たまに勇気のある女がいる。だが最近は簡単に、相手が悪いことにして撃退できる。
「あの、お…わたし、女なんです…でもごめんなさい、体が男なんて嫌ですよね、わたしも嫌だからわかります、すぐ隣にいきます…クスん」
な~んて泣きそうな顔で言えばいい。
「ぁ、ああ、そうだったんですね、ごめんなさい、いいです、ここにいてください、ぁ、いかないで、ごめんなさい!」

その後の腫物を扱うような感じはあまり好きじゃないけどな。だが今日は少し違った。
「大変ですね。その様子じゃお化粧の相談とかも難しいんでしょ?わたし、すこししてあげる」
うわ、近…!化粧なんて後でおとせばいいし、ちょっとこの距離感を楽しんでしまおうか。

38b42aec No.393

「ほら、できたわよ、どう?」
どき…とした。これが…俺?あまりに女に変わりすぎじゃないか?化粧…恐ろしいな。
その様子を見ていたらしい他の乗客が面白がるように頭に手をのばした。
「ねぇねぇ、わたしウィッグもう買い替えるつもりだったから、あげるよ」
そうして長いさらさらの髪になった俺の顔は…

美人だった。
美人の頭が、無様な男の体に乗っている。そう思っているのが表情に出ていたのかもしれない。
「中途半端は可哀そうだよ、今日はわたし帰るだけだしパットあげるわ」
胸に何か押し込まれると、おっぱいのように膨らんだ。

「そうだね、おんなのこなら男の子とエッチしたいよね。これをおちんちんの上から貼ると女の子のになるわ」
「え…そんな馬鹿な」
その時気が付いた、声が…高く澄んで、そう女の声みたいだ。
それを気にしている間に何かおマンコのようなシールのような物を強引に貼られた。
「ほら、これですっかり女の子になれたよ。よかったね」
チンポを…いや、股間のあるべきでない何かをなぞられて変な声が出る
「ひゃん!?」

38b42aec No.394

「そうだ、わたし、サイズ合わなくて返品しようと思ってた服あるの。あなたにも小さいと思けど、とりあえず着るのにあげるわ」
「ちょ、ちょっと、なにか変、変だぞ!?」
だがあっという間に剥かれ服をどこかに隠されてしまった俺は、裸でいるわけにもいかずそれを着てしまった。
着てしまってようやく落ち着いて自分の体を見下ろした。

伸縮する生地が体にぴったりと絡みつくように体形を露わにする。
おっぱい…それに腰から尻への曲線…股間にはモノの気配はない。
「エ…ロ…」
エロい体を、VR物のAVみたいな視点で見ていた。
驚き、そして男の悲しい性質でそれに見とれている間に、いつの間にか電車はどこかの駅についていた。

「よかったね、体も女の子になれて」
「お幸せに~」
「え、え、え!?」
戸惑ううちに俺は押し出されるように降ろされて…電車は行ってしまった。

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「ちょ、ちょっと…。おい…」
去っていく電車に力なく手を伸ばすが、停めることなどできはしない、そう分かっていた。
降りた人達もホームから立ち去り、俺は人気のないホームで呆然と服の上からおっぱいを揉み、股間を触って自分の体がどうなったか確かめた。
「ぁ…おっぱいに感触が…本物?それに…このマンコ取れないぞ!」
ウィッグを脱ごうとしたら髪がひっぱられた。
やっぱり…
「本当に女にされちまってる…」

そこに優しそうな男が声をかけてきた。
「君、どうしたんだい?何か困ったことでもあるのかい?」
今考えれば、そんなこと信じてもらえるわけはなかったのだが、俺はあまりの事態にテンパっていた。
「俺、俺、女性専用車に乗ったら、皆がよってたかって俺を女にしちゃって、どうしたら…」
「……いいから落ち着きなさい。本当かどうか確かめにいこう。近くにいい場所がある」
連れてこられたのはラブホの前だった。
「ここなら周囲を気にせず、大きな鏡で確かめられるだろう?」

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なぜだかその時の俺はのこのことついて入ってしまった。
なにより早く自分がどうなったのか服を脱いで確かめたかった。
混乱もしていた。
それに…優しいこの男に頼りたい、そんな気持ちも芽生えていたのかもしれない。

「ちょ、ちょっと何を…」
「ほら、おっぱいが本物かオジサンが確かめてあげるね?」
「そんなことしなくても…ぁ…ぁ、これぜったいほんも…あ♪」
「君、女にされたっていうけど、最初から女だろ?だって、ここ…」
「ぁはぁあ♪な、なに…ぁ♪」
触られて分かる、分かっちゃう、俺、男におっぱい揉まれて、貼り付けただけのはずのマンコが濡れて…
「酔っ払ってたんだろ?女の子が一人でいけないね、おじさんがお仕置きしてあげよう」
え、それって、この状況でそれって…
「だ、だめ…ぁ、あ、あああ♪」
「そうら、太い酔い覚ましのお注射だよ」
俺は…あまりの快感に呑まれ、わけがわからず鳴き続けた。

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やってしまった…。いや、ヤられてしまった。
でもなぜか後悔はなかった。

気持ち…よかったぁ♪
女達はこういうセックス敬遠するけど、俺は男だからかな。気持ちいいから大歓迎だ。

再びあの服を着て、鏡の前でエロい自分の姿を見る。
これが俺…たまんねぇなぁ。
さっきは慌ててたけど、よく考えればこれなら女性専用車両どころか、女湯にだって堂々と入れるし。何より…気持ちいい♪
どうせフリーターだし、むしろこのほうが接客のいい仕事が見つけやすいだろう。

俺は何を慌てていたんだ。むしろこのほうが良さそうじゃないか。
心は女だなんて嘘ついてたけど、今度は体は女で、心は男、だな。これはこれで楽しみだ。

普通に女として生活しながら相手は誰でも男でも女でもいいからセックス楽しんでもいい。
いや、どうせセックス楽しむならHな仕事もいいかもな。
あぁ、あとあの女性専用車両。ちょっと調べてみるのもいいかもな。誰か男を引っ張り込んだりしてさ。



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