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/tachiha/ - たちは板κ

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d9863e30 No.25

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幼馴染の双葉がアイドルデビューすることになった…
のだがぼくも一緒に、というのが条件だった。
男女ペアのアイドルユニットなんて珍しいよな…と思ったところで気づくべきだったんだ。

「え…女の子としてデビュー!?ぼくも!?じゃぁ他の女の子と組めば…」
「おねがい!清彦くんと一緒じゃないと不安なの!」
小さい頃からそうだった。双葉にこうやって頼まれると断れないし、放っておけない。それに高校受験失敗したぼくには、いい仕事に就く多分最初で最期のチャンスだった。

「じゃね、さっそくこの女の子になる薬、のんでね☆」
「ちょ…アイドル業界ってそういうのあるの!?ほんとうに女の子になっちゃうの!?ぼく!?」
それじゃせっかく収入源ができても、双葉と結婚できないじゃないか。あ、いや、告白もまだだけど。
「ん~、じゃぁ女装メイクにする?でもバレたら大変だし、着れない服とかもあるよ?」
「そ、それでいい。女装のほうで」

771e444f No.81

ぼくが女装したってオカマっぽくなるだけだし、不採用だろうと思っていた。さすがに女になる気はないし、フリーターに逆戻り、所詮は夢だったんだ、そう思っていた。

「うん、ばっちしぃ☆」
「わ…ぼく、なのか…?」
だが鏡の向こうには可愛いのにおっぱいは大人を主張してる美少女が、ちょっと色っぽいステージ衣装を着ていた。

エロ可愛い。ちょっとエッチな少年漫画からそのまま出てきたみたいな美少女。絶対男性ファンがハァハァするやつ。それがぼく。
体を動かすと太ももにスカートの布がふれ、脱毛処理された足をむき出しにしてるのがなんかゾワゾワする。
思わず内股になる動きで義乳がたゆんと揺れるのを感じる。
鏡の中の少女が、その自分の姿に照れた顔をして…可愛い、ぼく…
「うふ、見とれちゃって☆気に入ったみたいね☆」
「ひゃぁん!?」

771e444f No.82

「さて、あとはこのスプレーで声を調整して」
「ひゃ!?、げほ…けほ…あれ、声が…ぼく…」
同じ"ぼく"なのに、女の子の声になってる。そうすると全然違って聞こえる。これじゃ、ボクっ子で…ぼくがボクっ子で…なんだか鏡の中のぼくに似合ってなんだか、なんだか…

「君達、準備はできたかい?じゃぁ広報の写真撮るよ。清彦くん…いや、若葉ちゃんはくれぐれもバレないよう、股間のもっこりが見えないように気を付けるんだよ」
「は、はい!」
見た目はこんな可愛いボクっ娘なのについてるなんて、なんか変な感じだった。

「はい、じゃぁちょっと歩く感じで、そうそう、もう少し腰をふってぇ。可愛いよ」
うわ、カメラの前で女の子らしくするのって、なんか変な気分。
「はぁい、そこに座って足くんで。あ、もう少しふともも見せて、いいねいいね、男の子イチコロだよぉ。少し前にかがんで胸元見せてみよっかぁ。はい、いいの撮れましたぁ!」
見せられた画像は、エロ可愛い美少女だった。そしてぼくはこの子と同じ服を着て、これがぼくで…

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「はい、双葉ちゃん、次の衣装もいいねぇ」
双葉が着替えてきたのはパンチラ前提の短いスカートに見せパンだった。エッチだけど…すごく可愛い。双葉のこんな姿を生で見れてラッキーだけど…
ぼくもあれ、着るのかな。あんな短いスカートで太ももみせて、パンティはいたお尻もチラりと…そ、そんなの恥ずかしすぎる…

「じゃぁ次、若葉ちゃんも着替えよっか」
あぁ、ついに、ついにぼくも、あんなの着せられちゃうんだ…ドキドキ…
「あ、若葉ちゃんはこういうのだめなの、ごめんなさぁい。そのかわりぃ、わたしがいっぱい頑張るね☆」
「え、でも双葉にばっかり…」
(こんなに勃てて、もっこり見られたらどうするの?)

あ、そうだった…
…あれ?なんでぼく、勃ってるんだろう。それになんで、がっかりしてるんだろ…



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