6ef1ffee No.1332
『どちらか好きなほうを選べ』
またあの声がする。でもどっちを選んだらいいんだ。選んだほうで何がおきるんだ。
最初にその声が聞こえた時、たまたま目に入ったネット広告にはマッチョメンと巨乳美人が表示されていた。
反射的に巨乳美人のほうを意識していた。その時から、俺は巨乳美人になってしまった。
困り果てて周囲を見回す俺にまたあの声が聞こえる。
『どちらか好きな方を選べ』
そこには会社のビルと、ソープが並んで建っていた。幸い俺は商売女より素人OLのほうが好きだった。
俺は社会的にも巨乳OLになっていた。
そして今度は買い物に来た店の水着売り場で、その声を聞いてしまった。
どっちを選んだら、俺はどうなってしまうんだろう。
6ef1ffee No.1369
「お、あの谷間すげぇ」
「くいこみ見ろよ」
なぜプールになんか来てしまったんだろう。そもそも水着を買う選択をしたのが選ぶことだったのか。
それともこうしてエロい男の視線を集めるのが選択の結果だったのか。
いずれにしても俺は半裸の巨乳女体全身で男の舐めまわすような視線を浴びる感覚を知ってしまった。
恥ずかしいのに、なんでウズウズするんだろう。
ひと泳ぎした後、俺は女子更衣室を楽しむ余裕もなくプールを後にした。
もう服を来たのに、以前よりおっぱいに集まる視線を生々しく感じてしまう。
まるで揉まれてる…いや、舐められているかのように。
あの水着のまま外を歩いているかのようだった。
今度は俺は何を選ばされてしまうのだろう。そしてどうなってしまうのだろう。