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息を荒げながら「私の家」へ戻り、汗ばむ体を気にせず服を脱いでいく。
むしろ心臓が高鳴り続け、汗が出て止まらない。こんなに興奮していることは初めてだ。
鏡に自分の姿を映してみると、興奮で頬を染めた「私の顔」が見える。
自分のことながら美しいと思えてしまう顔は、こんな表情で迫れば大体の男を落とせそうな気がする程だ。
視線を落としてみれば、曲線を描く柔らかそうな女の体。
平均より大きいだろう丸く実った乳房。女性の細さを体現していると思うような腰の括れ、女性の神秘が隠れている三角地帯、その後ろにある異性を引き付けるお尻。
身体を支えるすらりとした脚も、脱ぎかけの服を支える腕も、細くしなやかだ。
鏡の前には美女が立ち、その姿を映している。
その美女が「俺」、須藤清彦だ。
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鷺沢双葉はそんなに自慰行為をしないみたいだ。
月に2回ほど。どうしても体がほてった時に自分の欲求を慰めるためにする程度。
それも、おもちゃなんかを使うのが怖いみたいで、自分の指だけでしませているようだった。
記憶がそんなことを教えてくれた。
全裸になった俺は部屋の角に置いてある姿見様の鏡をベッドの側に持ってきて、自分の姿が良く見える位置に置く。
そして、股をM字に開き、アソコがよく見える態勢になった。
「ごめんね♪双葉さん。俺が…いや、私が楽しませてもらうね」
そう言って、中指で愛液が溢れ出ている場所の少し上にあるクリをゆっくりとイジリはじめた。
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そして次の瞬間、
「あっ! あぁっ! はぁぁぁぁぁっ!!」
身体がビクビクと震え始め、腰が浮いてくる。アソコをいじくる指を動かすたびに、じゅぷじゅぷと激しい水音が鳴る。
「だめっ! イっ、イくっ!! 双葉の身体で、女の身体でイっちゃ、あぁぁぁっ!!」
そしてそのまま絶頂を迎えた。ぷしゅっ、という音と共に潮を吹きだしながら。
「あー…っ♡ あっ、はぁっ、あんっ♡」
初めて味わった「女の絶頂」と、それが運んでくる快感の濁流に意識が飲み込まれていきそうだ。
女の体に入ってこの快感を味わってしまえば、男としての身体なんて、気にする必要もなくなってくる。未だ指を突っ込まれたおまんこは、膣内をきゅっきゅっと締め付けている。
そんな状態がしばらく続き、ようやく落ち着いてきたころに指を抜いてみると…、
「うわぁ…、すっご…」
指先はもう愛液でびしょ濡れだ。オナニーをしなかった事で溜まっていたのもあるのだろうか。
こんなに濡れたのは「双葉の記憶」にはない。俺が双葉の身体でオナニーをして、初めてここまで濡れたようだ。
まったく双葉ときたら、こんな気持ちいい体を随分と持て余していたみたいだな。恵まれた体を持っていて、なんてことをしていたんだ。
愛液で濡れた指を口元に持っていき、指を濡らす愛液を舐めとる。あぁ、濃厚な女の匂いが指先から香り、舌を通って脳を刺激する。
「んっ…、はん…っ!」
そんな俺の行動に反応するように、アソコがまた“きゅん”としてくるのを感じた。これは癖になりそうだな…♪
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そして、あらから3回はいった。
軽くいくのも含めるとそれ以上の回数だ。
まだ開発されていない体なのだが、鷺沢双葉の体は敏感で繊細みたいで、もう十分以上に女の快感を得ることができた。
「この体はあたりだな。」
つぶやきながら、双葉の部屋中に飛び散っている液体などの後始末の掃除をした。
掃除がひと段落した後、スマホにメッセージが届いた。
鷺沢双葉の妹の若菜からだった。
内容は「今から帰るね♪」と可愛いスタンプが届いていた。
「さて、ちゃんとお姉ちゃんをしてあげようかな♪」
いやらしい鷺沢双葉の顔が鏡に写った。