5b76956a No.327
目が覚めたら、異世界で美少女戦士になっていた。
ナンの事だか分らないかもしれないが、俺だって分からないのだからしょうがない。
訳が分からないまま、全裸でボーっとしていたらいろんなことをおもいだしてきた。
例えば。
この世界は俺がいた世界と違い、剣と魔法の世界であること。
この世界には中世ヨーロッパくらいの文明しかないいわゆる「ナーロッパ」的な世界であるという事。
剣は、もう何でもアリだ。
騎士の様な剣術から、日本刀に似た刀を振り回すサムライの様な剣術もある。俺は高校の頃剣道を、また趣味で居合を齧っていたのでそれなりの強さだ。
魔法は大さっぱに分けて、生命に働きかける白魔法と攻撃に関する黒魔法の二種類がある（らしい）。その中でも生命の本質にかかわる魔法、避妊魔法は割と誰でも使える魔法らしい。俺も何故か使えたし。
この世界の冒険者は常に生命の危機に脅かされているためか生存本能が強く、その為、月に何回か避妊魔法をかけ合い男女の乱交に至るとか。どうやら俺もその乱交に混じっていたようだ。イカ臭い臭いにふと身体を見れば、全身が全身が精液で真っ白だ。前世の俺だったら気持ち悪さに吐いているところだが、今の俺にはそんな感じはない。この世界の理（ルール）に染まっているんだろう。
シャワーで全身の精液を洗い流して、武具を身に着ける。
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使ってる剣はに特に固有の名称は無いが、俺はムラマサブレードと呼んでいる。この件を身に着けていると魔力が１００倍以上に高まるからだ。最早チートと言っていいだろう。繁殖欲（性欲だ）も以上に高まるという弊害もあるが、俺は魔法戦士なので、それを帳消しにして尚余りある効果だ。
防具に関しては、殆ど乳輪を隠すだけの効果しかないブラと、なんかフリフリしたおパンツ、いわゆるビキニアーマーだ。
ムラマサブレードとセットになって宝箱に入っていたモノだが、剣を手に取ったら呪われてこれしか身に着けられなくなっていたのだ。効果は絶大。物理攻撃、魔法攻撃に対してほぼ無限大の耐性がある。
弊害といえば恥かしい事。女性冒険者には概して人気は無いが、効果を考えればそんなもんだろうと俺は気にしていない。