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ワーホリで稼いでいる(らしい)利明からお誘いメールが来た
”清彦も一緒にやらないか?”
海外旅行満喫に多少稼げるならいいかと
先ずは説明会にと参加したら異世界にいた
帰還方法と身の安全を確認すると、ソレまで時間があるのでレクリエーション次いでに利明に会うことにした
「言語の壁がない」
文字は違うが言葉の意味がわかる
【ダンジョンピープルとして一緒に働きませんか?】
ここが利明の働いているファームらしい、受付に挨拶すると
「それなら体験してみてはいかがでしょう?」
利明とSNS連絡が取れないでいると、案内してくれるという。その場所はダンジョンの中だった
ガイド役はビキニアーマーを着た妖艶なサキュバス風のお姉さんでいい匂いがした
「ここでモンスター役として皆サン働いています。清彦サンもどうですか?」
攻略に来た冒険者を退治するらしい
「負けたら死にますよね?」
「それは大丈夫ですよ。皆サン依代で働いていますから。ヤラれるのは依代で本体が死ぬことはありません」
「ゲームみたいだな、けど技能も格闘技も知らないのにリアルはチョト」
「皆サン最初はそうです。ですが依代の持つスキルを発揮させると…あらあら、どうも利明サンはずっと奥の階層に居るようです。ここから先は危険なので」
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「そうなのか、じゃあ仕方ない引き返そう。利明にはよろしく言っておいて」
「いえ、清彦サンも依代に入ってみませんか?それで安全確保できるので」
そこまでして合う用事も必要もないのだが、”依代に入ると魔法が使える”というのが引っ掛かった「面白そうだね」
「モンスターの種族は選べませんが、今の貴方から大きく変化することは滅多にありません」
種族も扱えるスキルもガチャらしい。ただ動物や昆虫タイプになることは無いようだ
「それじゃ依代のベースになる宝石を選んでください」
「これが良いかな」
宝石箱から一つを選ぶ
「清彦サンにはこの宝石に入って頂きます。そしてあちらの装置で宝石と清彦サンに合わせたモンスターを生成します。もし生成した身体が死んでも宝石が無事ならもとの体に戻れるんです」
よく分からなかったが
「ああ任せる」
「じゃあ清彦サンをスキャンして宝石へ転送します。新しい身体を強くイメージしてみてください……あっ」
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ギュッと四方から圧迫され圧縮されるが痛みも苦しさもない、声が消え、呼吸している感覚が消えて思考だけになる
夢を見た。利明と遊んでいた頃の記憶。その夢から覚めるように呼吸した、寝起きのように伸びをした、圧迫感は消えて体に活力がみなぎる
依代と言う新しい身体に馴染んでいくと僅かに違和感を感じた
どんなモンスターになっているのか、出会った中から想像する。最悪ゴブリンでも良いやと思いつつも期待したのは龍頭の騎士だ、カッコ良かった
そして全身から伝わる変化を感じ取ると羽がある。尻尾もある。角もあるようだ。胸にボリュームを感じる。きっと胸筋モリモリ系だからかなり理想に近い予感がした。ガチャとはいえ空想が大きく影響すると言っていたし
「清彦サンいかがですか?新しい身体は」
装置が開くと浮遊感が消えバランスを失い倒れる寸前でお姉さんに抱き止められる
「ええっと、なんともえない不思議な気分で、妙にスッキリしてるというか、きっと想像通りのドラグーンになれた…あれ」
その姿勢のまま答える。お姉さんの柔らかい胸に埋もれていたいから、けどその胸を押し返すように4つの膨らみが絡み合う。2つはお姉さんでじゃあもう2つは自分に生えていた。
お姉さんに負けないサイズのバスト、お姉さんに似た翼、似た尻尾、白い美肌のスッキリした股間には縦すじ
「え゛?なんで悪魔に?女になって?これって」
「私と同じサキュバスですね、超レアSSR級ですよ」
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「だって大きく変化はしないって」
「よほどの強運かイメージが上回ったか」
「そ、そんな筈は、そもそも性転換するなんて聞いてない」
「とてもかわいいですよ。ほら」
鏡に映し出された2人は姉妹にも見えた
これが今のオレ、たしかに可愛いお人形さんみたいだ、けど褒められると身震いする少女と同じ反応がある
「かわ、冗談言わないで、お姉さんの方が何倍もキレイで」
「ほらこの胸の感触も、ツヤツヤの肌も、アソコも全ての反応が清彦サンさんのモノですよ」
触れられゾクゾクとした背筋と、おへその下が
「いや、いらない、チェンジは」
できなくはないが体力消耗が激しいから数日寝込むと言われた
こんな姿で利明と合うわけにもいかないだろ(絶対に笑われる)引き際だ、これ以上踏み込んではいけない気がする
「すみません、今回はここまでで」
「試さなくてもいいんですか?その身体は限りなく本物ですよ快感も、気にする必要なんてない、自分の体なんだから、自由にしていいんですよ、この胸も、アソコも、よろしければお手伝い致します。ご遠慮なさらずに、気になリますよね、だってその体もう興奮して発情し始めているんだから、さっき匂いが変わったの気づいてますよね?」
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「少しだけ遊んでいきませんか?」
お姉さんと遊べる、男の体じゃないけど十分じゃないか
「…はい」
「じゃあ場所を変えましょう、その前にこれを着て、専用装備を見繕っておいたの。きっと似合うから」
着ると言ってもその着衣は生き物のように身体にまとわりついて貼り付き締め上げる
サイズは合っている。ただし、露出多すぎで防御力はない、衣装としたとき隠すべきところが隠れてない
「サキュバスだからコレでいいのか…エロコスプレでも見たことない痴女がいる。それが自分だなんて、恥ずかしい」
改めて口に出すと恥ずかしさが興奮レベルを引き上げる。女体化どころかサキュバス化してしまった自分に新しくできた入り口とその奥の器官が早く試してほしいと疼いている
「それじゃ行きましょうか、とっておきの場所へ」
「…はい。でもどこへ?」
手を引かれたどり着いたフロアの扉が閉まる
「閉じ込められた?」
「このダンジョンにはレクリエーションの一環で作られてあるの、あっちの世界で言うと
、エロトラップダンジョン」