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俺、早乙女清彦には悩みがあった。
女子より低い身長に女顔、それに筋肉がなく太っていることだ。
そんな折にSNSで偶然見つけたのが、このボディスーツの広告だった。
理想の身体を手に入れることができるという触れ込みに半信半疑ながらも心惹かれた俺は、バイト代やお年玉をはたいて、決して安くはないそのスーツを購入してしまった。
宅配便の箱から何の変哲もなさそうな黒いテカテカのスーツが出てきたとき、俺の後悔は最高潮に達した。
「ほんとに効果あるのかぁ、これ……」
独り言をつぶやきながら俺は説明書通りに服を脱ぎ捨て、スーツに着替える。
俺の首から下を包む黒いスーツは、身体のラインをくっきりと浮かび上がらせるほどぴっちりとフィットしている。
だが窮屈さや不快感はなく、むしろその締め付けに心地よさすら感じるほどだ。
「えっと、次はパラメータを弄って……」
説明書に記された手順に従い、スーツを制御するアプリを起動する。
画面上には俺そっくりなシルエットが表示されており、パラメータを変更できるようになっているようだ。
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俺はまずウエストの数値を減少させることにする。
ギチッ…ギュム…。
スーツが俺の腹部を圧迫し、締め上げる。
痛みに一瞬顔を顰めるが、それが消えると贅肉の付いただらしない腹はキュッと引き締まる。
「お、おお…。本物だったのか、これ…」
お腹をさすってもぷにぷにとした感触はない。
驚きながら、今度は身長の数値を上昇させると、ミシミシ…と背が伸びていく。
160cmに満たなかった身長は180cmを超え、天井に届きそうなほどだ。
高くなった視線に満足しつつ、俺はさらにパラメータを弄って、今度は筋肉量を変化させることにする。
ビクビクと俺の全身の筋肉が痙攣しながら盛り上がり、スーツがまたも俺を締め上げる。
変化が治まったところで鏡を見れば、肩幅は広がり、腕や脚の筋肉が大きく隆起していた。
すっかり男らしい体つきになれたが……。
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「うーん、顔が変わらないと似合わないな……」
そこに映っていたのは、ゴリマッチョに俺の顔だけを合成したような、奇妙な姿だった。
身長や筋肉量を調整して現実的な体型にしても、やはりどこか滑稽だ。
俺の顔が女っぽくて中性的なせいもあるかもしれない。
どうしようかと操作できるパラメータを眺めていると、性別という項目が目に入った。
「これをいじると女になるってことか…?……いや、案外アリかも……」
確かに俺が思い描いていた理想の身体は、高身長で筋肉質な男だった。
だが結局のところ、身体的特徴のせいで「カッコいい」と言われないことがコンプレックスなのだ。
男性的な身体が似合わないならいっそ、カッコいい女を目指すのもアリかもしれない。
「よし、試してみよう」
そう決意した俺は、性別を女に設定する。
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その瞬間、心臓が早鐘を打ち始める。
ミシィ…ギシギシィ…と骨が軋む音が耳に響く。
痛みとともに全身の骨格が変化しているようだ。
ギチィッ!ギュギュッ!
ウエストにくびれができ、内側から破裂しそうなほどに引き絞られる。
ググッ……ムチィッ!ギュウゥ……!
ムクムクとおっぱいが盛り上がり、ヒップがむっちりと膨らむことで引き延ばされたスーツが悲鳴のような音を立てる。
体の中も作り替えられているのか、溶けた鉄を流し込まれているような熱さを感じる。
股間に熱を感じ下を向くと、陰茎が徐々に縮んでいくのが見えた。
全身を包む熱さや痛みに脂汗が噴き出し、絶叫しそうになる。
(痛い、苦しい……けど気持ちいい……っ!)
やがて変化が治まり、あらためて鏡を見れば、そこに映っていたのは完全に女へと変貌を遂げた俺の姿だった。
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……そして話は冒頭に戻る。
体型と声帯の変化を確認した俺は、続いて感覚の変化を確かめることにした。
スーツ越しに乳首にそっと触れると、ピリッとした甘い刺激が胸全体に走る。
「あんっ……」
甘い吐息を漏らしながら、指先で転がすように刺激を与え続けると、次第に乳首はコリコリとした硬さを帯びていく。
同時に股間にムズムズするような感覚が走り、太ももを擦り合わせるとクチュリという水音が耳に届く。
(これが女の感覚……)
初めて感じる快感に戸惑いつつも、もっと気持ちよくなりたいという思いを抑えきれずに指先を秘所に伸ばし、スーツ越しに割れ目をなぞり始める。
クチュ……ヌチャ……クチュリ……。
最初はゆっくりと撫で回すだけだったが、次第にその動きは激しくなり、それに合わせて水音も大きくなっていく。
指先がクリトリスに触れると、まるで電気が走ったかのような快感が全身を駆け巡り、思わず腰が抜けてしまう。
そのまま指先で転がすように刺激を与え続けると、やがて股間の奥から熱いものがこみ上げてくる。
それを発散させるべく、クリトリスを強く摘まんだ瞬間、頭の中で何かが弾けたような感覚とともに身体がビクンと痙攣する。
(これが女の絶頂……)
初めての感覚に呆然としながら呼吸を整える。
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「さて、そろそろスーツの下も確かめようかな……」
それから何度かイった俺は、変化した肉体を直接確認するためにスーツを脱ぐことにした。
説明書によれば、スーツを脱いでも体型は変わったままになる仕様らしい。
だいぶ疲れたが、パラメータを弄って体力と性欲を増強したおかげでまだまだ遊べそうだ。
背中のジッパーを下すと、汗の匂いがむわっと溢れてくる。
そのままめくるようにスーツを上半身だけ脱げば、汗だくのおっぱいと、すっかり勃起した乳首が露わになる。
「んんっ……直接揉むとまた違うな……」
両手で乳房を鷲掴みにして揉みしだけば、指の間からはみ出るほどのボリュームと柔らかさが伝わってくる。
ずっしりと重たい乳房を持ち上げ、伸ばした舌で舐めしゃぶる。
唾液で濡れた肌に舌先を滑らせるたび、背筋にぞくぞくとした快感が走る。
そのまましばらく生のおっぱいの感触を堪能した後は、いよいよ下半身に取り掛かることにした。
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「うわぁ……これはすごいな……」
股間までスーツを擦り下げれば、スーツにこもった濃厚な雌の匂いが漂い、愛液でびしょ濡れになった秘所が現れる。
割れ目をなぞると、すっかり蕩けたそこは水音を立てて指に吸い付いてくる。
そのまま指先を挿入すれば、ヌプリという音と共に熱い肉壁が包み込むように迎え入れてくれる。
膣内をかき混ぜるように指を動かすと、そのたびに腰が浮き上がるほどの快感に襲われる。
「やばぁ……女のマンコってすごっ……!んんぁっ!」
快感に耐えられず思わず大きな声が出てしまう。
慌てて口を塞ぎながら、指先の動きをさらに激しくしていく。
膣壁を指先で引っ掻く度にビクビクと腰が跳ね上がり、頭が真っ白になるほどの強い刺激が襲ってくる。
それに合わせて秘所からは止めどなく愛液が流れ出し、太ももを伝って床を汚していく。
そしてとうとう限界を迎えた瞬間、膣内が激しく痙攣し、子宮がきゅうっと収縮する。
それと同時に今までで一番の快感が全身を走り抜け、ビクビクと身体が震える。
やがて全身の力が抜け、その場に崩れ落ちるように座り込む。
それでもなお身体の火照りは収まらず、むしろさらに強くなっていく一方だ。