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/tachiha/ - たちは板κ

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e4c5ca7f No.557

ここは男子校の教室。そこに異世界の神と名乗る"存在"が現れた。
姿があるのかどうかすら分からない名状しがたいそれは"存在"としか言いようがなかった。

"存在"はクラスの全員に、勇者となり魔王を倒し、異世界を救ってほしいという。
ただし一度に一人づつしか転移させることはできない。失敗すれば次の者を勇者として送り込む。

失敗前提だしリスクが高すぎると、当然ほとんどが反対だった。だが"存在"は安全と見返りを提示した。

ひとつ。死亡を含め魔王を倒せないと確定したら、ただちに無事にこの世界に戻る。
ふたつ。この世界の転移した時間に戻る。つまりこの世界では時間経過はない。
みっつ。獲得したスキル・装備等は望めば持ち帰れる。

e4c5ca7f No.558

「じゃ、じゃぁ俺から!」
成功しても失敗してもすぐに生還できたうえに、異世界のスキルやアイテムが手に入る。
メリットしかないと気づいた一人が即座に応えた。

少し出遅れて一人、二人…そしてまたたくまに全員が"存在"と契約した。

そして一人目の足元に魔法陣が現れ、そこに落ちるように彼は姿を消した。
そう思った瞬間、その場に光の玉が現れ、そこには…ファンタジー世界のお姫様のような美しい少女が立っていた。

教室がざわめく。
「お、おい!すぐ帰ってくるんじゃなかったのか!?」
「あ、あの、わたし…ううん、俺だよ。帰ってきたんだ」
そのお姫様が応え、何がおきたか語り始めた。

e4c5ca7f No.559

彼は失敗した。最初のクエスト、王からの依頼で魔女から救出しようとした姫は、すでにレズ堕ちしていて、魔女の愛人になっていたという。
そうとは知らず姫に騙され罠にかかり、魔女の呪いで姫の姿にかえられてしまった。
そのうえ、魔女と姫の手で女の悦びをたたきこまれてしまった。

王城に帰って事情を話し助けを求めたところ、政略結婚に使えれば偽物でもかまわない、と。
そのために徹底的に"花嫁"として教育され、誰とでも結婚したいと思うようになり…魔王を倒す勇者への道は閉ざされた。
そしてこの世界に帰ってきたということだった。

「そんなわけで失敗しちゃいましたけど、この気持ちいい体で、どんな殿方も篭絡するテクニックも身につけて帰ってこれました。この中のどなたか、勇者として凱旋したあかつきには、わたくしと結婚してください♪」

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すっかり男を篭絡することしか考えてない、政略結婚用お姫様になりはてた元クラスメイトに、教室はザワついた。
「こ、こんなの聞いてない、やっぱりヤメだ!」
だが契約はなされ、"存在"はそれを許さなかった。

「いいなぁ、俺、勇者になってあいつを嫁にしたい」「おいおい、元はアイツだぞ>…でも、あれなら確かに…」
姫になった学友に鼻の下をのばすもの。

「スキルや装備だけじゃなく、姿も…!?」「あ、あんな美人になれるなら、女のほうが人生イージーモードかもな。それに女のほうがイイっていうし…」
変身に興味を持つ者。

"存在"は宣言する。「では次」
「お、俺!?い、いやだ~~~!!!!!」
だが帰ってきたのはまたしても女だった。彼だった女の姿は今度は…

cc727d78 No.564

File: 1727945122182.jpeg (42.13 KB, 450x562, 183551jyvy5ror6pnjid5p.jpeg)

和服姿の美少女
召喚されて行ってみると
何故か魔王は温泉旅館を経営していて
昨今のインバウンド需要のたかまりで
人手不足で猫の手いやさ「勇者」の手も借りたいとか
ただし女中さんとして
当然召喚と同時に和服美少女に即強制女体化
聞けば異世界は時間の流れが違っていて3か月近くむつむちの美人女中さんとしてアルバイトしてたんだと
バイト料自給かなり良くて3か月のバイトで20万円以上バイト料ゲットしたそうな
「君のような美少女なら元の席世界に戻ってもモデルさんとしてやっていけるぞ。ご褒美に元の世界の戸籍性別女性に変えて。知り合いの芸能事務所にオファーしておいてやる」と
魔王の至れり尽くせりのご褒美
戻るなり即その事務所からスカウトの連絡が来る
異世界救う当初の目標はどうした

e4c5ca7f No.632

File: 1728688060547.jpg (469.12 KB, 1856x2464, GZcdYOYaMAAIbno.jpg)

今度戻ってきたのも女…しかも獣人だった。
「あん、もっとしたかったのにぃ…♪…え、あれ…お、俺、この体のまま戻っちまったのかぁ!?」

彼もまた失敗した。
獣人との戦闘で噛みつかれて負傷して撤退したのだが、その晩、日が暮れると体中から毛がのびはじめ、耳は獣のようになり…そしておっぱいが膨らみ獣人のメスになってしまったのだ。
ライカンスロープ…感染する獣人体質。
そしてオスを求めて発情し、燃え上がる肉体。

そこに現れたのは、さきほど噛みつかれたオスの獣人だった。
「いいのか?男がメスになった時に抱かれると、獣化が解けなくなるんだぞ」
「ぁ…ん♪ずっとこのまま…ぁあ、いい、いいのぉ♪メスの体、気持ち良すぎて…ぁ、あ、ああ♪」
「くく、発情して我を忘れてやがる。このまま俺の嫁の一人になっちまいな」

e4c5ca7f No.633

こうして一晩楽しんだ彼は…朝を迎えてもメス獣人の姿から戻ることはなかった。
そして昼は逃げて人間の男に戻る手段を探そうと思っても、夜な夜な発情してはあのオス獣人の元に戻ってしまうようになり、この世界に戻された。
戻される時、負けが確定した時は夜で発情していたので、この姿のまま戻りたいと願ってしまった。

だが…この世界ではまだ昼。発情がひいていくと絶望しかなかった。
「お、俺、こんな体のままで、毎晩発情して…どうしたらいいんだ!」

「俺の家で飼って…いや、かくまってやるよ。夜の発情の相手もしてやるからさぁ」
「いや、俺、俺のとこで…!」
「い、いやだ~!!」
嫌だといっても、その姿ではもう、誰か事情を知る者に飼われるしかなかった。

そんな騒ぎにはかまわず"存在"は宣言する。「では次」



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